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許された子どもたち/モデル(制作のきっかけ)となった少年事件とは?加害者の現在は?【映画】

許された子どもたち/モデル(制作のきっかけ)となった少年事件とは?加害者の現在は?【映画】

いじめによって同級生を殺してしまった加害者とその家族の物語 『許された子供たち』が2020年6月1日よりユーロスペースほか順次全国の劇場で公開されています。

今作は「ミスミソウ」「 先生を流産させる会 」の 内藤瑛亮監督8年ぶりの自主制作映画。

2017年夏から2018年春にかけて約1年間撮影に挑みました。

映画『許された子供たち』は、実際に起こった少年事件をモデルにし制作されました。

こちらでは、映画『許された子供たち』のモデルとなった事件についてまとめています。

『許された子どもたち』制作のきっかけは?

https://natalie.mu

映画『許された子どもたち』は、内藤瑛亮監督によるオリジナル作品になり、実際に起こった事件に着想し、制作されました。

その事件というのが

山形マット死事件(1993)

川崎市中1男子生徒殺害事件(2015)

の2つの事件です。

『山形マット死事件』『川崎市中1男子生徒殺害事件』とは?

いじめがエスカレートして殺人事件までに発展してしまった衝撃的な事件がこの作品がモデルとなっていることがわかりました。

今でもいじめを苦に自ら命を絶ってしまう子供達も多い中、今ではインターネット上で匿名で誹謗中傷など、言葉の暴力でたくさんの人が傷ついているということが頻繁に起こっている世の中です。

そんな世の中で、こんなにも悲しい事件が起こっていたのです。

・山形マット死事件

こちらは被害者の生徒が、縦に置かれていた体育館用のマットに逆さにされた状態で入れられてしまい、被害者が窒息死してしまうという衝撃的な事件でした。

この事件で中学生7名が犯行を自供していましたが、その後、そのうち6名は無罪を主張していました。

結局逮捕された7名のうち3名は証拠不十分となり、処分となりませんでした。

これで大きな問題となりましたが、結局全員が有罪判決が出されましたが、その後地方裁判所で事件性がないとして損害賠償請求は無効と判決されてしまったのです。

そのもとにはいじめがあったとされていますが、この事件は被害者ではなく加害者を保護している少年法に疑問視された一件となったのです。

・川崎市中1男子生徒殺害事件

こちらは多摩川の河川敷で、中学校1年生の男の子が首をナイフで突き刺されてしまい、出血性ショックで死亡しました。

捜査の結果監視カメラや携帯電話のLINEの履歴から犯人が特定されました。

犯人は初めこそ犯行について否定していましたが、最終的には殺人罪や傷害致死罪などが適用された事件です。

少年少女が犯罪を犯した場合、犯人については名前や顔などは公表されません。

しかしインターネットが普及している世の中であったため、ネット上では犯人探しや個人情報をインターネット上に拡散されるなど、大きな問題になりました。

このような世間でも大きな影響を与えた二つの事件が題材となっており、今回のような作品が完成しました。

事件の加害者の現在は?

先ほど紹介したように山形マット死事件や川崎市中1男子生徒殺害事件という衝撃的な事件で、今でも話題になることもあるようなとてもショックな事件内容でした。

その中でもこの作品を制作しようときっかけになったのは1993年に起こった山形マット死事件です。

少年たちに判決が下りて、1995年に被害にあった生徒の両親は少年全員と新庄市に対して損害賠償請求を求める民事訴訟を起こしました。

1度は棄却されましたが、最終的に2004年に少年の何年に対する5760万円の支払いが命じられました。

しかしそれ以降少年たちからは支払いはされることはなかったのだそうです。

被害にあった生徒の両親は、これから加害者が大人になりもし結婚して自分に子供が生まれた時、我が子を失ってしまった悲しみや辛さを理解してくれるかもしれないという思いで、支払いを待ち続けていたのだそうです。

しかしそれでも支払いに応じることはなく、加害者の勤務先などが判明し督促状を送って給料差し押さえをしました。

事件が起こった当時には、加害者の少年達を擁護するような声もたくさんあり、加害者の少年たちを支持する会もあったのだとか・・・。

悲惨ないじめが殺人事件にまで発展してしまった山形マット死事件・・・。

まとめ

今回は映画『許された子供たち』のモデルとなった事件をまとめてみました。

少年犯罪の事件が題材となり、《なぜそんな事件が起こってしまうのか》《その後の加害者の人生》《被害者の家族の人生》など、あらゆる視点で物語が描かれています。

法律上、許されない罪を犯した少年たちが法により許されてしまう今の世の中。

被害者のご家族の我が子を亡くしてからの人生、そして法律上では許されてしまった加害者の人生、どのように受け入れてその罪とどのように向き合って生きていくのか、とても考えさせられる内容です。

是非この作品を通して、いじめ問題や、今や子供達だけではなく大人の中でも社会問題となっているインターネット上の匿名での誹謗中傷など、考え直すきっかけを見つけてください。